2017年7月22日土曜日

7/22 自然農田んぼ塾会議

自然農田んぼ塾会議議事録
日時:7月22日(土)14:00~16:00 里山情報館
参加者:9名

議題1:SRI栽培実験の経過報告~逢坂氏より説明。
 今年は、常時湛水と間断灌漑の比較、乳苗移植と中苗移植の比較、うるち米ともち米の比較を行っている。来年は間断灌漑の開始時期を遅らせることを検討する。(常時湛水に比べて生育が遅いため)






PDFはこちら SRI栽培実験について

議題2:直播栽培実験の経過報告~逢坂氏より説明。
 均平化の凹凸は1mm程度。種まきは、すじまきで2.7、5.4、8.1の間隔。
 発芽率の悪さは、稲わらを多く被せすぎたため重みで種もみが沈んだため。
 現在は、順調に生育中。





議題3:モニタリング機器設置~逢坂氏より説明。
 J-SRI研究会のM氏より設置依頼があり、6月24日に設置。
 雨量、温度、水位、日射を自動測定しデータをサーバーに送信している。
 同様の機器が、インドネシア、フィリピン、タイ、日本に設置されている。



議題4:大池の水の分析結果~逢坂氏より説明。
 窒素全量が、1ppm基準に対し1.13ppmで問題はない。
 窒素は、土壌から吸収される方が多い。
 マグネシウム、カルシウムは灌漑水から供給される。


PDFはこちら 灌漑水分析結果証明書


議題5:自然農を普及させるために~Kさんより話題提供。
 病気やアレルギー、食と命、地球温暖化、様々な問題が発生している。
 意識の高い人や子育て中の母親たちにもっと自然農を広めていきたい。
 生協などに呼び掛けてみてはどうか。

 自然農は、少量で流通には適さない。自宅のわずかなスペースで自給的に栽培する農法。
 初めての人でも簡単に技術を習得できる場として田んぼ塾を活用してみてはどうか。
 耕作放棄地を開墾して米作りをする計画が筑波学院大の学生を対象に進んでいる。
 これに一般の人も加えてみてはどうか。等々活発な意見交換が行われました。
 次回の会議までに事務局で案を練り上げる。

 次回会議:9月24日(日)PM2:00~4:00 里山情報館